こんにちは、フリーライターの白石です。
「客観的な文章ってどう書けばいいのか分からない」と悩んでいる人も多いかと思います。
また、クラウドソーシングなどで仕事を受注した際には”主観NG”など執筆ルールが定められている場合も多くありますよね。
このルールを守らずに投稿してしまうと、ほとんどの確率で”非承認”とされてしまうでしょう。
では、どうすれば客観的な文章を書くことが出来るのでしょうか。
今回はライターなら知っておきたい”主観”と”客観”の違いについてお話ししていきます。
主観と客観の違い
まず、主観と客観の違いを理解しておきましょう。
・客観:誰が見ても同じ捉え方ができる事実
例えば、「今日は寒い」という文章を見てみましょう。
これは主観的表現になります。
体感温度は人によって様々ですし、この文章では具体的な内容が伝わってきません。
では、「今日は雪が降っているから寒い」という文章ではどうでしょうか。
だいぶ主観的要素が抜けてきましたね。地帯や湿度によって条件が変わってきますが、一般的に気温が2~3℃を下回ると雪が降る条件になると言われています。
そのため、「今日は雪が降っているから寒い」と文章にも説得力が増してきますね。
さらに、「今日は雪が降っていて気温が0℃だから寒い」ではどうでしょうか。
この文章を見ると主観性はほとんど感じられませんね。
雪が降っている+気温0℃、という客観的事実が文章内に盛り込まれているため、誰が見ても同じように「寒い」と感じる文章になっているでしょう。これが主観と客観の大きな違いです。
•客観は誰が読んでも同じように感じる事実
これの違いをしっかりと覚えておきましょう。
客観的な文章を書くには?
では、客観的な文章を書くにはどうすれば良いのでしょうか。
客観的な文章を書くコツは、客観的事実を盛り込むということです。
特に数字や基となるソースを入れることでより客観的な文章にすることが出来ます。
では、それを踏まえて下記文章を読んでみてください。
「今最も売れている本」
「累計100万冊売り上げている本(○○社による調査結果)」
どうでしょうか。
両者を比較するとどちらが客観的に書かれているか一目瞭然ですね。
もちろん、客観的に書かれている文章は後者の文章です。
前者の場合、「今最も売れている本」となっていますが、何冊売れているのか、どこが調査した結果なのか、客観的事実が盛り込まれていません。
一方、後者の文章には売上本数に加え調査機関まで記載されています。
このように、数字やソースを入れることでより文章に客観性が増しますし、なにより文章に説得力が出てきます。
そのため、客観的な文章を書くには数字や基となるソースを入れる必要がある、ということです。
客観的要素の中に比較対象を入れる
先述した内容を踏まえることで客観的な文章が書けるようになるでしょう。
しかし、客観的事実だけを羅列してしまうとただの説明文になってしまいます。
また、客観的事実だけで2,000文字~3,000文字書くのは至難の業でしょう。
そのため、文章を良い意味で膨らませるという意味でも、客観的事実の中に比較対象を入れてみましょう。
例えば、
「今日の気温は5℃だから寒い」
上記文章に比較対象を入れてみましょう。
「今日の気温は5℃。昨日よりも3℃低いので寒い」
どうでしょうか。
このように文章内に比較対象を入れることで、伝えたい内容をより強調することができます。
そのため、客観的事実だけで文章を作成するのではなく、文章内に比較対象を入れるようにしましょう。
無意識に使っているかも知れない主観的表現
主観的表現って知らぬ間に使っていたりするんですよね。
例を挙げると、「美人」「かっこいい」「綺麗」「美味しい」などがそうです。
これらは人によって捉え方が変わるので、主観的表現と言えます。
よく「絶世の美女」や「絶世の美男子」という言葉が使われますが、この言葉も主観的要素が多く含まれた表現と言えるでしょう。
絶世とは「世に並ぶものがないほどすぐれていること」と定義されています。
しかし、「絶世の美女」「絶世の美男子」と呼ばれる人は数多くいますよね。
それは、あくまでも個人の主観的表現だからです。
このような一見客観的と捉えられる言葉であっても、よくよく見ると主観的要素が多く含まれた表現だったりするわけです。
そのため、客観的文章を書く際には”主観的表現が含まれていないか”しっかりと確認するようにしましょう。
文章力を鍛えたい人におすすめの1冊
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まとめ
今回は「客観的な文章ってどうやって書くの?ライターなら知っておきたい主観と客観の違い【クラウドソーシング】」と題して、下記内容をお話ししました。
1 主観と客観の違い
2 客観的な文章を書くには?
3 客観的要素の中に比較対象を入れる
4 無意識に使っているかも知れない主観的表現
5 文章力を鍛えたい人におすすめの1冊
・客観:誰が見ても同じ捉え方ができる事実
客観的な文章を書く際には、上記をしっかりと理解しておきましょう。
また客観的な文章を書くには、数字や基となるソースを入れることが大切です。さらに比較対象を入れることで伝えたい内容をより強調することも出来ます。文章作成は言ってしまえば”慣れ”です。
そのため、頭で色々と考えるよりもとにかく行動を起こしてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。