フリーランスと個人事業主は一見同じ意味のように捉えることが出来るため、「フリーランス=個人事業主」として認識している人も多いのではないでしょうか。
私自身も同じ用語として捉えていましたが、調べてみるとフリーランス=個人事業主は同じ意味ではない、という事が分かりました。
そこで今回は、フリーランスと個人事業主の違いについて、
・フリーランスと個人事業主の違いってなに?
・フリーランスってなに?
・個人事業主ってなに?
・個人事業主になるにはどうすればいいの?
・自営業、フリーター、ニートについて
上記5つ項目について解説していきたいと思います。
フリーランスと個人事業主の違いってなに?

フリーランスとは職種ではなく”働き方”を指した用語であり、個人事業主とは税務上の区分です。フリーランスと個人事業主のそれぞれの詳細については後述しますが、
簡単に説明すると、
・フリーランス=働き方を表した用語
・個人事業主=「税務署へ「開業届」を提出して個人事業を営んでいる人
ということですね。
つまり、フリーランスとは働き方の一つであり、フリーランスで働く人の中には税務署へ「開業届」を提出している個人事業主もいればそうでない人もいる、ということですね。
フリーランスとはなに?

先述したとおり、フリーランスとは働き方を表しています。フリーランスは会社員とは異なり、特定の企業や団体と雇用契約を結ぶことなく、個人で仕事を請け負う人のことを指しているわけです。フリーランサーと呼ばれたりもしますね。
フリーランスは案件ごとに企業と契約を結ぶ働き方のため、エンジニアやデザイナー、ライターなどクリエイティブな仕事に多くみられる働き方と言えます。個人のスキルや技術を活かせる働き方、ということですね。
個人事業主とはなに?

個人事業主とは、「開業届」を提出して個人で事業を営んでいる人を指します。個人事業主=税務上の区分ですね。個人事業主は法人とは異なり、個人の事業所得を申告します。法人の場合は、売上を事業所得として申告します。
この点が個人事業主と法人との違いですね。また個人事業主で事業を開始した後、法人化させる人もいます。個人事業主から法人設立することを、法人成りとも言われますね。
個人事業主になるにはどうすれいいの?

個人事業主になるには「開業届」を税務署へ提出する必要があります。この「開業届」を提出することで個人事業主となれるわけですね。
個人事業主の確定申告には
・白色申告
・青色申告
があります。
白色申告とは単式簿記として記帳が義務付けられているものです。青色申告は「青色申告承認承認証明書」という書類を提出し、条件を満たすことで65万円の特別控除を受けられるものです。青色申告は腹式簿記としての記帳が義務付けられています。
自営業、フリーター、ニートについても解説

余談にはなりますが、私自身が気になったため、
・自営業
・フリーター
・ニート
についても調べてみました。
自営業
こちらもフリーランスと同様、特に決まった定義はなく働き方を表しているようです。自営業の場合、世間一般的には個人事業主と認知されているようですね。
フリーター
フリーターとは定職に就かずに働く人を指す言葉のようです。学校を卒業した後、特定の会社や団体に就職せずアルバイトで生計を立てている人を差した言葉ということですね。
ニート
ニート(NEET)はイギリスで生まれた用語です。ニートとは15歳~34歳までの若年層に対して用いられる用語であり、家事や通学をせず求職活動や職業訓練をしていない人を指しているようです。
まとめ
今回は、フリーランスと個人事業主の違いとして
・フリーランスと個人事業主の違いってなに?
・フリーランスってなに?
・個人事業主ってなに?
・個人事業主になるにはどうすればいいの?
・自営業、フリーター、ニートについて
上記5つの項目についてお話ししました。
フリーランスとは働き方を表している用語であり、個人事業主とは税務署へ「開業届」を提出して、個人で事業を営んでいる人を指している人を指している、ということですね。
会社員の場合、会社と雇用契約を結びますが、フリーランスの場合、単発ごとの案件ごとに取引先企業と契約を結びます。そのため、就業規則に縛られずに自由に働けるという点から。主婦やシニア層にも注目を集めている働き方のようです。