「全然仕事が増えない・・・」
フリーランスは会社員と違い、仕事が無ければ生活していくことができません。そのため、単価を下げて仕事を増やす、と考える人も多いかと思います。
しかし、単価を下げて仕事をもらったとして、果たしてその収入で生活していけるのでしょうか。
そこで今回は、
・なぜフリーランスが必要とされているのか
・仕事を請けるには単価を下げるべき?
・単価を下げるデメリット
・単価を下げずに依頼を増やすテクニックとは
上記4つの項目についてお話ししていきたいと思います。
なぜフリーランスが必要とされているのか

なぜ企業はフリーランスに仕事を依頼とすると思いますか?
それは単純に安い単価で依頼できるからです。たとえば同じ仕事を依頼する場合でも、大手企業に依頼する場合と個人で運営しているフリーランスに依頼する場合では価格は当然変わってきますよね。
また、この時に企業が考えていることは”いかに安いコストで発注できるか”でしょう。同じ内容の仕事を依頼する場合、少しでも安く仕事をしてくれる業者を探すのは当然ですよね。
それにより、フリーランスの価格競争が起こりやすいのです。フリーランスは仕事をもらえない事には生活ができません。そのため、安くても仕事をもらうために価格競争が起こりやすいのです。
仕事を請けるには単価を下げるべき?

では仕事を請けるためには単価を下げるべきなのでしょうか?その答えはYESでもあり、NOでもあります。
確かに単価を下げることで仕事の依頼が舞い込む可能性は上がるでしょう。そこからリピーターとなり、継続的にお仕事をもらえることもあるでしょう。
しかし、何の考えもなしに単価を下げてしまうと後々自分自身を苦しめることになります。
単価を下げるデメリット

単価を下げてお仕事を請けるということは、下げた単価のまま依頼を請け続けるということです。例えば単価を下げたことで、企業から依頼が舞い込んできたと仮定しましょう。そして、次々と新規のクライアントから依頼がきたとします。
このときにあなたはきっとこう思うのではないでしょうか。
「あれ?忙しいのに報酬が少ない・・」と。
そうなのです。
依頼が増える=収入が増える
この構図は決して間違っていません。依頼が増えれば収入は増えるでしょう。しかし、時給として考えた際にはどうでしょうか?
1日5件の仕事量で日給換算20,000円の人と1日10件の仕事量で日給換算20,000円の人では時給で考えた際に大きな開きが出てしまうのです。
これが単価を下げることのデメリットです。
地域にもよりますが、時給換算した際に1,000円/時を下回るようなら普通にアルバイトした方が稼げるでしょう。つまり、仕事が増えれば収入は増えますが、時給換算した際に地域の最低賃金を下回っていれば効率の良い働き方とは言えないのです。
このように価格を下げてしまうと、仕事量と収入のバランスが崩れてしまう危険性があります。また、「単価の低い作業を繰り返さなくてはいけない」という心理からモチベーションも低下してしまうでしょう。そのため、安易に単価を下げて仕事をもらうスタンスは危険なのです。
では、どうすれば単価を下げずに依頼を増やすことができるのでしょうか。
単価を下げずに依頼を増やすテクニックとは

では単価を下げずに依頼を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、単価を下げるに依頼数を増やすテクニックを1つお伝えします。
それは”初回価格”を提示するのです。
例えば、通常料金で2,000円→初回価格980円と表示するのです。新規クライアントを獲得するためにはまず、”価格の安さ”が重要となります。
通販サイトなどでもそうですが、欲しい商品があった場合に”価格の安い順”に並び替えたりしますよね。そのため、通常価格のままだと”価格の安さ”をアピールできないため、クライアントの目にも留まりにくいのです。
しかし、初回特別価格として通常料金の半額以下の価格を提示することで、クライアントの目に留まる可能性が出てきます。
そして、初回→2回目以降は通常価格、とすることでリピートがあれば単価を下げずに仕事を請けることができます。こうすることで、初回は”お試し”として利用してもらい、2回目以降に正規の価格で発注をもらうという仕組みが構築できるわけです。
まとめ
今回は、
・なぜフリーランスが必要とされているのか
・仕事を請けるには単価を下げるべき?
・単価を下げるデメリット
・単価を下げずに依頼を増やすテクニックとは
上記4つの項目についてお話ししていきました。
改めて考えると、フリーランスで仕事を獲得するにはスキルや技術だけでなく、営業力も必要とされるわけですね。
営業力→新規顧客獲得に必要不可欠
技術やスキル→クライアントの満足度を上げるために必要不可欠
技術やスキルだけでなく、営業力を鍛えることでフリーランスとして仕事の幅を増やせるかも知れませんね。
下記記事も併せてご参照ください。