無事転職できたのに、転職先の会社で「全然仕事がない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。入社して2~3日程度は社内研修や挨拶回りなどで実際の業務に入ることは少ないでしょう。しかし、入社して一週間も経っているのに全然仕事を教えてもらえない、なんてこともありますよね。
場合によっては「何もせずに一日が終わった」なんて人もいるでしょう。
確かに年中忙しい仕事は肉体的にも精神的にも辛いと思います。
しかし、「仕事がない」という状態はそれ以上に辛いことかも知れません。
時計を眺め、ただ時間が過ぎるのを待つ…
これでは仕事へのモチベーションなんて上がらないですよね。
では、なぜあなたに仕事が回ってこないのでしょうか。
どうすればあなたに仕事が回ってくるようになるのでしょうか。
今回は仕事がないときに確認したい3つの項目、についてお話ししようと思います。
なぜ、仕事が無いのか?

仕事量に関わらず就業時間中に勤務していれば、規定のお給料が支払われますよね。これは正社員でもパート社員でも同様です。
そのため、あなたが会社に出勤して何も仕事をしていなくてもお給料は支払われるのです。
しかし、なぜそのような状態になるのでしょうか。
会社はお給料を払って雇っているのに、「仕事が無い」という状態になるのは不思議ですよね。
転職して入社ばかりなら尚更です。
会社側は人が必要だから求人を出し、あなたを採用したわけです。
それなのに、なぜ「仕事がない」という事態になるのでしょうか。
その原因は3つ考えられます。
1.何かの事情やトラブルが発生し仕事を教えることが出来ない
2.会社が閑散期に入っている
3.あなたの処理能力が高過ぎる
何かの事情やトラブルが発生し仕事を教えることが出来ない
まず、1つ目は会社側に何かの事情やトラブルが発生し仕事を教えることが出来ない
状態になっていることが考えられます。
例えば、仕事を教えるはずだった上司や先輩が急に出張に行ってしまった、もしくは急病で休んでしまった、などです。
この場合は他の人ではどうしようも出来ませんよね。
周りの先輩方は仕事を教えたくても教えてあげられない状態になっているわけです。これは会社側にとっても想定外の事態です。そのため、このケースの場合だと上司が出張から戻ってくる、もしくは本来仕事を教えるはずだった先輩が復帰する、まで待つしかないという結論になるでしょう。
会社が閑散期に入っている
次に考えられるのが、会社が閑散期に入っている状態です。
閑散期は比較的業務が落ち着いているため、仕事量も少なくなります。そのため、あなたに与えられる仕事がほとんど無い、ということも考えられます。周りの先輩の動きを見れば忙しい時期かどうかは一目で分かるかと思います。
もし、他の先輩方も落ちていている状態であればそれは閑散期だと考えても良いのではないでしょうか。
しかし、閑散期であるならば好都合だと私は考えます。
それは閑散期のうちに仕事の全体像や流れ、必要な知識などをしっかりと身につけることが出来るからです。
もし仮に閑散期に入っていているのであれば、積極的に仕事を教えてもらいましょう。
業務が落ち着いていれば先輩や上司も細かく仕事内容を指導してくれるでしょう。
あなたの処理能力が高過ぎる
最後に考えられるのは、あなたの処理能力が高過ぎるということです。
仕事を与えてもらっているのにすぐに終わってしまう、というのはあなたの処理能力が高いからかも知れません。
先輩や上司は引き継ぎスケジュールやプランなどを予め計画しているはずです。
その予定していたスケジュールよりも早く、あなたが処理を完了させてしまったため、現状で教えられることが無くなってしまった、とも考えられます。
この場合には、積極的に仕事を回してもらうよう交渉しましょう。
早く処理が終わってボーっとしているよりも、積極的に仕事をもらった方が、
自分自身のためになるでしょう。
仕事の無い時間はどう過ごせば良いのか?

先輩や上司に相談しても、「いまは仕事が無いから…」と言われることもあるでしょう。
「会社の冊子やHPでも読んでてよ」と言われることもあるでしょう。
たしかに会社概要や会社の歴史を勉強するのはとても大事なことです。
自分の勤めている会社の社長名を知らない、なんて一般的に見ても恥ずかしいことですよね。また、会社のHPや小冊子の隅々にまで目を通せば会社の全体像が見えてくるため、勉強にもなるでしょう。
とは言っても、他の先輩方が忙しいそうに働いている中で、1人小冊子を黙々と読むというのも気が引けますよね。「申し訳ない」という感情にもなるでしょう。
しかし、それが仕事だと割り切ってしまいましょう。
よく「仕事は見て覚えろ」とも言われていますが、それは現代にはそぐわないのではないかと私は考えます。
今はクリックひとつで何百万円、何千万円という大金が一瞬で送金できてしまう時代です。
請求書や見積書、メールなどのやり取りも同様です。
誤操作ひとつで社内の機密情報が一瞬で流出してしまう時代なのです。
そのような会社の存亡にも関わる業務を「見て覚える」というのはあまりに危険な行為だと思いませんか?
そのため、仕事を教えてもらえない状態にいるときは自分の判断では決して動かず、
先輩や上司からの指示通りに動くようにしましょう。
まとめ
仕事が無い状態には以下の3つ原因が考えられる。
・何かの事情やトラブルが発生し仕事を教えることが出来ない
・会社が閑散期に入っている
・あなたの処理能力が高過ぎる
仕事が無いときには自分で仕事を見つけようとするでしょう。
もちろんそれはとても良い傾向だと思います。
やる気に満ち溢れている、と評価もしてもらえるでしょう。しかし、決して自分の判断だけ動かないようにしましょう。あなたの行動によって発生したトラブルを処理するのは、上司や先輩です。そのため、先輩や上司から「待ってて」と言われれば、その指示に従うようにしましょう。