クレヨンしんちゃんで異彩を放つキャラと言えば、ボーちゃんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
テレビ版ではその愛称通り、ボーッとしている彼ですが、劇場版ではうって代わり多才な一面を見せ、未来の世界ではロボットを開発する天才発明家になっていました。
しかし、テレビ版ではなかなかボーちゃんの活躍シーンや、マルチな才能を見せる機会が少ないとも言えるでしょう。
そこで今回は、テレビアニメ版「クレヨンしんちゃん」で、ボーちゃんが活躍するエピソードを厳選4話をご紹介します!
※下記動画も併せてご覧ください!
第295-1『ボーちゃんは埼玉一の園児だゾ』
(参考資料&引用)
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
第295-1『ボーちゃんは埼玉一の園児だゾ』では、ボーちゃんの異端な才能を知ることができます。
埼玉県の絵画コンクールでボーちゃんの作品が見事1位を獲るのですが、その絵のタイトルは『硝子の枯れ葉の心』。とても幼稚園児が考えたと思えないこの作品名に、しんのすけ達は茫然・・・。
その後、しんのすけ達はボーちゃんのお祝いをする為、パーティーの準備に奔走します。
パーティー当日。ボーちゃんにとってはサプライズパーティーとなったものの、主役であるボーちゃんは無反応のままでした。一見無反応のように見えたボーちゃんでしたが、しんのすけにより「ボーちゃんの手が震えている時は感動している証拠だ」という事が明らかにされます。
そして最後、しんのすけがボーちゃんに「どんなことをしてほしい?」という質問を投げかけますが、その答えは
「ボクたちは、いつから赤ちゃんじゃなくなったのか教えてほしい」というものでした。
ボーちゃんの絵の才能を含め、この回はボーちゃんの才能の片鱗が垣間見える回となっています。
第944-3『ボーちゃんの秘密だゾ』
(参考資料&引用)
臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
ボーちゃんが園長先生やよしなが先生とコソコソしている場面を、かすがべ防衛隊のみんなが怪しんでボーちゃんの秘密を暴こうとします。
ネネちゃんは未だに知られていないボーちゃんの父親が、実は園長先生なのでは?と疑うのですが、結局それは誤解に終わるのでした。ボーちゃんが見つけたものは趣味の石集めの時に、河原で見つけた恐竜の頭部の化石だったのです。
新種の恐竜の化石として夕方のテレビのインタビューに登場する事が決定。
名前も牙が口髭、お父さんに見えるようでパパザウルスとする事を決めていたのですが、それはお流れとなってしまいます。
恐竜の頭に見えた石は化石ではなく、自然に風化してそうなったものだったのです。皆ががっかりしたり、慰めようとするなかでボーちゃんは満面の笑みを浮かべて「宝物にする」と宣言します。
ボーちゃんの将来を予見する事のできる回となりました。
第760話『金魚とボーちゃんだゾ』
(参考資料&引用)
臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
恐竜の化石でなくとも自身がコレクションしている珍しい石を発見し、満面の笑みを見せていたボーちゃんとは対照的なのが本話です。
園長先生から金魚を預かってきた事で生き物係に立候補したボーちゃん。一生懸命金魚の世話をするボーちゃんの姿を見て、園長先生もよしなが先生も1週間後に金魚を返すことをなかなか切り出せません。
1週間後に金魚を返却することを知ってしまったボーちゃんは、悲しみを心の奥底で押さえ、園長先生やよしなが先生に自責の念を与えないように立ち回ります。
言葉は少ないものの、ボーちゃんの優しさが表現された感動する回となっています。
第896-2『ボーちゃんはこだわるゾ』
(参考資料&引用)
臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
しんのすけの家に遊びにきたボーちゃんですが、しんのすけはお出かけ中。そこでボーちゃんは、野原家の洗濯物を片付けることに。
洗濯物をきちんと折り畳んでビシッと揃えるボーちゃんを見て、みさえもボーちゃんの意外な一面に驚きを隠せませんでした。
「鼻水はそのままのボーちゃんなのに…」と思う反面、その几帳面な性格を捉えた回となっています。
まとめ
今回は、「アニメ【クレヨンしんちゃん】”ボーちゃん回”おすすめエピソード4話をご紹介!」と題して、
・『ボーちゃんの秘密だゾ』
・『金魚とボーちゃんだゾ』
・『ボーちゃんはこだわるゾ』
上記4エピソードをご紹介しました。
本名や両親の存在が不明であったり、公式でも溺れるネタが定着してしまったボーちゃん。テレビアニメ版では劇場版ほど活躍する場面がないのが残念です。
しかし、今回紹介したエピソードを観てもらえれば、実はボーちゃんが”かすがべ防衛隊いち”精神年令が高く成熟した幼稚園児だということが解るのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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