こんにちは、フリーライターの白石です。
転職先でうまくいかずに「前に会社に戻りたい」と思ったことはありませんか?
・思っていた仕事内容と違っていた
・職場の雰囲気が悪い
・聞いていた仕事内容に相違があった
などなど、理由はさまざまかと思います。
しかし、前の会社に戻りたいと思ってもなかなか「戻りたい」とは言い出しづらいですよね。送迎会などを開いてもらっていたり、何か贈り物をもらっていたりすると、さらに言いづらくなってしまうでしょう。
では、前職を辞めて後悔している場合、また前の職場に戻ることは出来るのでしょうか。
今回はその点を踏まえて、
・前の職場に戻ることは可能?
・「戻りたい」意志は誰に伝えるべき?
・前の職場に戻るメリットは?
・前の職場に戻るデメリットは?
上記4つについてお話ししていきたいと思います。
前の職場に戻ることは可能?

これはケース・バイ・ケースかと思います。というのも、退職した経緯によって戻れる可能性が変わってくるからです。
例えばあなたの都合で一方的に退職した場合は、おそらく前の職場に戻るのは難しいでしょう。前の職場に戻れる可能性があるのは、特別な理由があって辞めざるを得なかった場合かと思います。
例えば親の介護や引っ越しなど、不可抗力によって退職せざるを得なくなった場合は、前の職場に戻れる可能性があると言えるでしょう。また、前の会社を退職する際に「いつでも戻ってきてほしい」など強く推されていた場合にも、戻れる可能性があると言えます。
しかし、ここで言えるのはどんな退職理由であっても、一度退職した会社に戻れる保証は一つもない、ということです。
ここで一つ考えてみてください。
あなたが会社を辞めたということは、代わりの人間が入社している可能性が高い、ということです。つまり、どんなに戻りたいと悲願しても席が無ければ戻ることは不可能なのです。
また退職時には「いつでも戻ってきてね」という言葉をかけてもらった人も多いかも知れませんが、その言葉はある意味社交辞令な言葉として捉えることもできますよね。
このように前の会社に戻れるかどうかは退職理由によっても変わってきますが、どんな退職理由だとしても必ず前の会社に戻れる保証はない、ということです。
それを踏まえた上で、
「それでも一度前の会社に戻れるか交渉したい」場合はどうすれば良いのでしょうか。
「戻りたい」意志は誰に伝えるべき?

では「戻りたい」という意志は誰に伝えるべきなのでしょうか。
前の会社の上司?先輩?同僚?部下?
色々と頭を巡らせてしまうでしょうが、いきなり元上司に直接連絡するのは控えた方が良いでしょう。「戻りたい」という意志を上司に伝えるには”仲介役”となってくれる存在が必要かと思います。それは当時の先輩での後輩でも良いでしょう。
いきなり元上司に連絡を入れて、その場で「無理だ」と言われてしまえばそこで話しはお終いになってしまいます。前の会社に戻る希望もなくなってしまうでしょう。
そのため、あなたと上司を取り持ってくれる存在が必要となるわけです。それが仲介役の存在です。上司と話し合う場を設けてもらい、あなたが上司に直談判できる場を作ってもらうのです。
このように、「戻りたい」という意志は直接元上司に伝えるのではなく、間を取り持ってくれる”仲介役”を通して伝えるのが良いでしょう。
しかし、これもケースバイケースかと思われます。
仲介役を介したことによって「回りくどい」と思われてしまえば、それこそ前の会社に戻る希望もなくなってしまいます。そのため、戻りたいという意志を伝えるべき相手や伝え方についてはケースによって変わると言えるでしょう。
では上司との交渉によって”前の職場に戻れた”と仮定した場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
前の職場に戻るメリットは?

前の職場に戻るメリット、それは仕事内容や会社の仕組みを理解していることではないでしょうか。転職の場合だと仕事をイチから覚えなくてはいけませんし、仕事の流れや会社の仕組みを理解するまでに時間も労力もかかるでしょう。
また、人間関係についてもイチから構築していかなくてはいけません。しかし、一度務めたことの会社に戻ることでそういった転職初期にかかる労力は軽減されるでしょう。この点が前の職場に戻るメリットではないでしょうか。
では前の職場に戻るデメリットとしてどんなものが考えられるのでしょうか。
前の職場に戻るデメリットは?

結論から言うと、前の職場に戻るデメリットはいくつか考えられます。つまり、前の職場に戻るという行為はメリットよりも、デメリットの方が多く想定される、ということですね。
人間関係が悪化する可能性がある
これは一番に考えられるデメリットではないでしょうか。出戻りの人間をよく思わない人たちも少なからず存在する、ということですね。また、あなたが退職したことによって仕事の負担が増えた人もいるでしょう。そういった人は出戻りをよく思わないのかも知れませんね。
退職時と同じ待遇でないこともある
前の職場に戻れる=退職時と同じ待遇で戻れる、というわけではありません。もちろん、退職時と同じ待遇にしてくれることもあるでしょうが、必ず同じ待遇になるという保証はないです。また、上司に頭を下げて職場に戻る場合には待遇面の”交渉”もしづらいかと思います。場合によっては新入社員と同じ待遇になることもあるでしょう。この点もデメリットとして考えられますね。
退職しづらくなる
上司に頭を下げて会社へ出戻りした場合、退職がしづらくなります。これは信用性と捉えることも出来ますが、一度会社を辞めて他社へ行った人間が戻ってきて、1年も経たずにまた辞めたいと言い出したら、あなたはどう思いますか?きっと「またか…」と思ってしまうのではないでしょうか。つまり、信用が全く無くなってしまうわけです。また、どんなに辞めたいと思っていても「せっかく会社に戻してもらったから…」という思いから退職を言い出せないケースのあるでしょう。このように退職しづらくなる、というのもデメリットと言えるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、
・前の職場に戻ることは可能?
・「戻りたい」意志は誰に伝えるべき?
・前の職場に戻るメリットは?
・前の職場に戻るデメリットは?
上記4つの項目についてお話ししていきました。
前の職場に戻れるかどうかについては、戻れる場合もあれば戻れない場合もある、ということですね。しかし、前の会社に戻るということはメリットよりもデメリットの要素が多いのも否めないでしょう。
そのため、前の会社に戻ることを考えるのではなく「今の会社で頑張っていこう」とポジティブに考えた方が前に進めるかも知れませんね。
下記記事も併せてご参照ください。